バルカン半島に位置し周りを5カ国とアドリア海に囲まれているモンテネグロ。
国土の面積は日本の福島県とほぼ同じで比較的小さな国になります。最近まではユーゴスラビア連邦共和国といった複数の国と一緒に一括りにされる扱いでしたが2006年に独立しました。
そんなモンテネグロには中世の街並みや雄大な自然などの見どころが多く、世界遺産に登録されているスポットもあります!ヨーロッパの中ではあまりピンとこないかもしれないですが、近年は観光客が増加傾向で注目もされています!
今回はモンテネグロでの外せない観光スポットを紹介させていただきます!
ドゥルミトル国立公園
自然が好きな方はドゥルミトル国立公園に来てみませんか?
標高約2,500mで面積は300km2あります。公園は氷河期に形成された地形に美しい森林が広がっていて、また固有種を含む多くの生物が生息しています。
その息を呑むような景色と多様な生態系が評価されて1980年に世界遺産に登録されました。ここでの楽しみ方はいろいろありますが人気なのはトレッキングです!公園内にはたくさんのトレッキングコースが設けられているため自分に合ったコースを選択しましょう!
首都ポドゴリツァからレンタカーで3時間ほどなので運転に気をつけて向かってください!
タラ橋
ドゥルミトル国立公園内のタラ渓谷に架かる橋になります。
1940年に完成し、全長365m、高さ172mと渓谷に架かる橋ではヨーロッパ最大級です。
この場所では橋の下を流れる美しいタラ川を含め、素晴らしい景色を見ることができるので記念撮影にはもってこいなんですよ!さらにアクティビティも充実していてジップラインにラフティングなどもできちゃいます!
世界遺産に登録されている大自然に囲まれながら思いっきり楽しみましょう!
オストログ修道院
モンテネグロの都市ニクシッチから15kmのところにあるセルビア正教会です。
オストログ修道院は壁にめり込む形で上修道院と下修道院に分かれていて、17世紀にヴァシリエという修道士によってヘルツェゴビナ地域の標高800mの場所に設立されました。
ここにはヴァシリエの遺体が安置されており、遺体に祈りを捧げると願いが叶うとされています。そのため『奇跡の聖地』として毎年世界中から多くの人が訪れます。
修道院は車で近くまで行き、そこからは長い階段を自力で登ることになります。少々体力が要りますが願い事がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
コトル
モンテネグロの観光に来たらコトルは外せません。
かつて栄えたヴェネツィア共和国の影響を強く受けた町で、コトルの旧市街では今だに当時の雰囲気を感じられます。その美しい中世の町並みの保存状態が良好なため、1979年にはドゥルミトル国立公園と同じく『コトルの自然と文化歴史地域』として世界遺産に登録されています。
コトルには12世紀に建てられた聖トリプン大聖堂やヴェネツィア共和国によって造られたコトル城壁といった観光スポットがたくさん!特にコトル城壁の頂上から眺めるコトルの町並みは絶景ですよ!
現代に残る文化的にも歴史的にも貴重な場所を堪能しましょう!
岩礁の聖母
小さな町ペラストの前に広がるコトル湾に浮かぶ人工島です。
15世紀に地元の船乗りがこの辺りでマリアのイコンを見つけ、この場所を聖地にするために岩を積んで造ったそうです。
島での見どころはその後の17世紀に建てられたカトリック教会で、内部にはキレイな装飾に美しい絵画、さらに船乗りが見つけたマリアのイコンが飾られています!教会の奥は博物館になっているので忘れずに見ていきましょう。他にもギフトショップやもう1つの島の聖ジョージ島を眺めたりなかなか楽しめますよ!
世界遺産の街コトルからも近いので、ぜひこちらにも来てみてくださいね!
ヨーロッパだとまだまだマイナーなモンテネグロですが、ご紹介した観光スポットを含め訪れる価値は全然ありますよ!
また小さな国なので観光もしやすいかと思います!
次回の旅行先はモンテネグロで決まりですね!
コメント