岐阜県とほぼ同じ面積で、シリア、イスラエル、地中海に囲まれるレバノン。
人口は約500万人、公用語はアラビア語になります。小さな国でありながら以前は『中東のパリ』と呼ばれるほどレバノン文化は世界的に評価され、特にレバノン料理やレバノンワインといった食文化は絶品だと言われています。
また世界遺産を含め魅力的な観光スポットも多く、訪れれば素敵な思い出を作れること間違いなしです!
そんなレバノンでのおすすめ観光スポットを紹介させていただきます!
カディーシャ渓谷と神の杉の森
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まずはカディーシャ渓谷と神の杉の森をご紹介します。
レバノン山脈の標高約3,000mのところにあるカディーシャ渓谷はレバノンで最高の眺めだと言われています。そしてこの高い標高でしか育たないレバノン杉という木があります。レバノン杉は古来から様々な用途に使用され伐採が続いた結果、現在は1,200本ほどしか残っておらずその場所は神の杉の森と呼ばれるようになりました。
実はレバノンの国旗にレバノン杉が描かれていて国の象徴になっています。この2つポイントの価値が評価されて1998年にこの地域は世界遺産に登録されています。
訪れる際は現地のバスツアーを利用しましょう!他では見られない景色なので訪れる価値は大アリですよ!
バータラ渓谷の滝
レバノンの秘境に来てみませんか?
バータラ渓谷の滝は春先の雪解け水が流れるタイミングで見れる高さ90mの滝です。1952年にフランスの洞窟学者が発見しました。ここでの注目のポイントは滝の構造にあります。
自然が創り出した3層のブリッジの間を水が流れていき、最終的には『バータラポットホール』と呼ばれる深さ255mの穴に落ちていきます。この穴はジュラ紀の地層まで達しているんだとか!
滝を見る際はブリッジで滝を間近で見ることができ、周囲の雰囲気も相まってまさに秘境です!首都ベイルートから約100kmでタクシーで向かうのがおすすめですよ!
ジェイタ洞窟
ジェイタ洞窟はレバノンが誇る世界最大級の石灰岩の鍾乳洞です。
1836年に発見されたこの洞窟は上部と下部の2つから構成され全長は9kmにもなります。入り口にはロープウェイで向かい、上部→下部の順に回っていきます。
上部の洞窟では鍾乳石などの結晶がキレイにライトアップさていて、さらに8.2mで世界最長の鍾乳石を見ることができます!下部の洞窟は透明度抜群の地底湖を電気ボートで進んでいき、まるで異世界のような雰囲気を味わえますよ!
首都ベイルートから北に約20kmと割と近く、レバノン屈指の観光スポットなのでぜひ来てみてくださいね!
モハメド・アル・アミン・モスク
首都ベイルートのランドマークであるイスラム教のモスクです。
レバノンの元首相ラフィク・ハリリ氏の資金援助を受けて2008年に完成したので比較的新しいです。実はレバノンでは最大のモスクで、面積約11,000m2、4本のミナレットは高さ65mにもなります。
さらに外観はまさに芸術品と言っていいほど造り込まれていて、内部には立派なシャンデリアに美しい装飾など見どころ満載です!
一般の方も入場できますが露出の多い服装は禁止となっているため注意しましょう!
ベイルート国立博物館
首都ベイルートを観光するならこちらもおすすめです。
古代エジプトの建造物のような外観を持つベイルート国立博物館は1942年にオープンしました。
3階建の館内には古代の工芸品や絵画など様々なコレクションが展示されており、レバノンの歴史について詳しく見学できます。特に地下にある3体のミイラは非常に興味深く必見ですよ!
またミュージアムショップも充実していてお土産には最適です!コレクションは1,300点で2時間ほどで回れると思うので、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
レバノンでぜひ訪れてほしい観光スポットをご紹介しましたが、気になったところはあったでしょうか?
他にも世界遺産に登録されているバールベックなどの古代遺跡もたくさんありレバノンは魅力的です!
ただ近年のレバノンは情勢が若干不安定であるため、細心の注意を払って観光していってください!
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