アジアとヨーロッパに挟まれている小さな国アルメニアは、国土の90%が標高1,000~3,000メートルという山国になります。
そのため鉱物資源には恵まれ、鉄鉱石、銅、亜鉛などが産出されています。4世紀には世界で初めてキリスト教を国教として受け入れた国でもあり、国内のあちこちに歴史的な教会や修道院が存在します。
伝統的な文化を数多く残すアルメニアの観光スポットを紹介させていただきます!
ゲガルド修道院
キリスト教が国教になって割とすぐに建てられたとされ、アルメニアではかなり古い歴史を持つ修道院です。
岩盤を掘って造られており、洞窟修道院と呼ばれることも。キリストの脇腹を突いたロンギヌスの槍がこの場所で見つかったことから、アルメニアでは人気の観光スポットとなっています。
内部はとても造り込まれているので必見です!2000年には世界遺産に登録されました!
ガルニ神殿
アルメニアでは唯一見ることができるヘレニズム様式の建築物です。
1世紀に当時のミトリダテス王が太陽神ミトラを祀る太陽神殿として造りました。かつてはローマ文化も取り入れていたので同じような神殿が他にもあったそうですが、キリスト教が国教になったタイミングでここ以外は壊されてしまったそうです。
崖で囲まれた高台に建つ姿はとても圧巻で、周りの景色もとてもキレイなので是非訪れてみてください!
ズヴァルトノツ古代遺跡
ズヴァルトノツ古代遺跡は『天使』という意味を持っています。
643~661年に総司教のカトリコス・ネルセス3世によって造られた大きな大聖堂でしたが、10世紀に起きた地震で壊れてしまい、現在は1階の一部のみ残っています。
歴史的に貴重な遺跡で当時の文化をしっかり残しているため、2000年には世界遺産に登録されています!
共和国広場
アルメニアの首都エレバンにある大きな広場で、地元民の憩いの場として日中はかなりの人で賑わっています。
広場の周りには内閣府、歴史博物館、郵便局など主要な建物がずらりと建っており、エレバン市内ではかなり重要な場所です。
広場には噴水もあり、夜には音楽に合わせてライトアップされた噴水ショーを見ることができますよ!
ハフパット修道院
アルメニアのロリ地方にある修道院で、1996年に世界遺産に登録されています。
10世紀に建てられたとされ、キリスト教の重要な場所の一つとして機能していました。ハフパットとは『強い壁』という意味であり、建物は玄武岩という火山岩の一種で造られています。
最盛期には500人の修道士がここで暮らし学んでいました。
アルメニアという国は日本ではあまりピンとこない方も多いかもしれませんが、自然豊かで貴重なキリスト教文化がある素晴らしい国です。
他にも素敵な観光スポットがたくさんありますので、機会があれば訪れてみてください!
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