北アメリカと南アメリカを繋ぐパナマ共和国の首都パナマシティ。
国の政治、経済、文化の中心地であり、誰もが一度は耳にしたことがある『パナマ運河』も通っています。また、パナマシティの旧市街は世界遺産にも登録されているので、見どころは多いです。
今回は中米有数の世界都市として発展したパナマシティの観光スポットを紹介させていただきます!
パナマ運河
パナマシティといったらまずはパナマ運河です!
1914年に開通し、太平洋と大西洋(カリブ海)を繋ぐその規模は全長約80kmにも及びます。パナマ運河にやってきた船は運河中央部の海抜が高いので、3段階の閘門で船の水位を上下させて通過していきます。そのため『船が山を越える』なんて言われることも!
この地理的重要性は貿易などにおいて大きな役割を果たす場所であり、他ではあまり見られない光景からパナマシティでは外せないスポットです!
パナマ・ビエホ
パナマシティの東に位置している建造物群になります。
1519年に太平洋沿岸で最初のスペイン植民都市として造られました。町はイカン帝国などから奪った黄金をスペインに送る拠点となり、黄金交易を軸に栄えていきました。
しかし、1671年にイギリスの海賊に侵略されほとんどの黄金を奪われてしまったそうです。その後、町は再建されることはなく廃墟のまま現在も残っています。
貴重な歴史的建造物なため、2003年には世界遺産に登録されました!
カテドラル
パナマシティの旧市街カスコ・ビエホにあるカトリック教会です。
もとはパナマ・ビエホにありましたが、イギリスの海賊の侵略によって破壊されたため、このカスコ・ビエホに再建されることになりました。
1688~1796年にかけて建てられた新カテドラルは内外ともに美しく、さらに旧カテドラルからも3つの鐘が移設されています。カスコ・ビエホではシンボル的な存在なので、ぜひ来てみてくださいね!
ちなみに入場料はかかりません!
フランス広場
こちらも旧市街カスコ・ビエホにある美しい広場で、フランス大使館が隣接していることからこの名前になりました。
広場には、天辺に雄鶏がつく高さ18メートルのオベリスクが立ち、パナマ運河建設を最初に手掛けたフランス人レセップなどの記念像が並んでいるため、パナマでは重要な場所となっています。広場の遊歩道からはパナマシティの新市街や太平洋を眺めることができ景色は抜群です!
近くにレストランやお土産屋さんもあるので、カスコ・ビエホを散策しながら訪れてみてはいかがでしょうか?
パナマ地峡鉄道
パナマシティとコロンを全長77kmで繋ぐ世界最短の大陸横断鉄道です。
1855年にパナマ運河より前に開業しており、パナマの人々や物資の重要な移動手段でした。パナマ運河が開業し、運河のほうが短時間で安全にいけることが分かりましたが、こちらも一定の需要があるため現在も運行中です。
列車は発車するとパナマ運河と並走していくので、乗車しながら運河を越えていく船が見れます!
車内では軽食と飲み物が無料で貰えますよ!
パナマ運河とともに歩んできたのがパナマシティです。
近年は特に新市街の発展が目覚ましくかなりの大都会になっているので、そちらも楽しめることでしょう!
中米を訪れた際はぜひパナマシティも観光していってくださいね!
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