南米のほぼ中央部にある内陸国のパラグアイ共和国。
ブラジル、アルゼンチン、ボリビアに囲まれ日本のちょうど真裏に位置しています。
パラグアイはアメリカ先住民の言語で『大きな川から』という意味だけあって国内にはいくつかの大きな川が流れています。その中の1つのパラナ川に造られたイタイプー・ダムは世界最大の水力発電ダムで、それに伴いパラグアイは世界で一番電力を輸出している国なんですよ!
また100年以上前に永住者として日本人がパラグアイに渡ってから日系パラグアイ人が増加して友好関係が築かれ、それ以来かなりの親日国でもあります!
日本から最も遠いパラグアイのおすすめ観光スポットを紹介させていただきます!
ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道所群
ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道所群はパラグアイ唯一の世界遺産で1993年に登録されました。
イエズス会伝道所群は17世紀〜18世紀に南米大陸の先住民にキリスト教を教えるのに造られた集落であり、ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナ(トリニダー遺跡)にはその当時の大教会、学校、住居といった様々な建物が残っています。
一方のヘスース・デ・タバランゲは未完成のイエズス会伝道所で建物の一部分だけとなっています。
どちらも歴史を知る上で重要な建築物群なため人気の観光スポットです!2つの遺跡は離れているので、アクセス方法としては最寄りのエンカルナシオン市からタクシー(40分ほど)を利用しそれぞれを見に行くのがスムーズです。
パラグアイに残るイエズス会と先住民の交流の地にぜひ来てみてくださいね!
モンダウの滝
参照: CC BY-SA 4.0, Link
パラグアイの南東を流れるモンダウ川にかかるモンダウの滝も必見です!
高さ約40m、幅120mで3つのメインの滝といくつかの小さな滝で構成されています。周辺は自然保護区になっていて、森林とセットの景観には圧倒されますよ!
モンダウの滝にはブラジルとの国境付近にあるシウダ・デル・エステ市からバスで約30分ほどになります。着いたら上からと下からの両方のアングルでモンダウの滝を見ることができます!
近くには有名なイグアスの滝もありますが、こちらも立派な滝なので訪れる価値は大アリです!
カアクペ大聖堂
参照: CC BY-SA 4.0, Link
カアクペ市にあるカトリック総本山の大聖堂です。
1960年に創設されリカルド・ホルヘ・バレンズエラ・リオスという司教が管理しています。
実はパラグアイ国民のほとんどがカトリック教で、特に毎年12月8日の『カアクペ聖母の日』はパラグアイ中から多くの人が巡礼に訪れます。大聖堂は立派な外観に加え、内部では聖母像に美しいステンドグラスなどを見ることができます!
周囲にレストランやお土産屋もあるのでじっくり観光していきましょう!
ナショナル・パンテオン・オブ・ザ・ヒーローズ
ナショナル・パンテオン・オブ・ザ・ヒーローズはパラグアイの首都アスンシオンのシンボル的存在です。
2人の建築家によって設計され1936年に建てられました。ここはかつての英雄達の霊廟であり、パラグアイの国定記念物となっています。
中には無料で入場でき英雄達関連についての歴史を知ることができます!場所はアスンシオンのダウンタウン中心部にあるのでふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
タイミングが良ければ建物の入り口に立つ兵隊さんの交代儀式を見れますよ!
ロペス宮殿
パラグアイの大統領官邸となっている宮殿です。
こちらも首都アスンシオンのダウンタウン、セントロエリアにあります。宮殿は初代大統領のカルロス・アントニオ・ロペスの命で、後に2代目大統領になる息子フランシスコ・ソラノ・ロペスのために建てられました。その際にイギリスの建築家が設計に関わったとされています。
よく造り込まれていて美しく、歴史的にも価値がある建物です。残念ながら宮殿内には入れませんが、外観を撮影することはできます!
キレイにライトアップされた夜の姿もおすすめですよ!
パラグアイの観光スポットをご紹介いたしました。
世界遺産に大自然など非常に魅力的ではないでしょうか?
親日国で観光もしやすいと思いますので、南米旅行の際はぜひパラグアイも訪れてみてください!
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