中央アジアに属し国土のほとんどがカラクム砂漠のトルクメニスタン。
もとは旧ソビエト連邦の一部で1991年に独立しました。そんなトルクメニスタンは石油や天然ガスといった資源に恵まれとても豊かで治安が良く、また物価も安いので観光しやすい国なんですよ!
観光スポットも見応えがあるものばかりです!
行く機会が少ないかもしれませんが、知られざるトルクメニスタンの観光スポットを紹介させていただきます!
地獄の門
トルクメニスタンで絶対に外せないのが地獄の門です。
地獄の門は首都アシガバードから約250kmのカラクム砂漠にある、崩落によりできた巨大な穴になります。実は穴からは有毒ガスが噴出していて1971年にガスの拡散を止めるために火がつけられましたが、なんと半世紀以上燃え続けているんですよ!
直径70m、深さ30mの穴から燃え盛る炎という独特の景観から地獄の門と呼ばれるようになり、その様を一目見ようと世界中の観光客が訪れています。
ただ近年トルクメニスタン政府は周辺の悪影響を考え穴の閉鎖の方向で動いています。簡単にはいかないので幸い現在(2024年)も見ることができますが興味のある方はお早めに!
メルブ遺跡
こちらもカラクム砂漠にある中央アジア最大の遺跡になります。
紀元前6世紀頃からシルクロードのオアシス都市として発展し始め12世紀セルジューク朝時代の最盛期には人口は100万人に達していましたが、13世紀にモンゴル帝国の攻撃を受け滅びてしまったとされています。
建物もほとんどが破壊され現在いくつか残っている中でやはりメインは画像の”大キズカラ”でしょう!『乙女の城』という意味で高さは20m、1階は砂に埋もれてしまっていますが大迫力ですよ!首都アシガバードから約300kmで1999年には世界遺産に登録されているので訪れる価値は大アリです!
ちなみにこの付近で出土した当時のコレクションは最寄りの都市マリの博物館に展示してあるので余裕があれば足を運んでみてもいいかもしれませんね!
独立記念塔
トルクメニスタンの首都アシガバードで観光ならまずは独立記念塔です。
トルクメニスタン独立10周年を記念して2001年に建てられました。高さ91mの塔の上に金メッキが施された高さ27mの特製タワーがあり展望テラスの直径が10mで、これらの数値は独立記念日の『1991年10月27日』に由来しているとのこと。
塔の周囲には4体の兵士像にトルクメニスタンの偉人達の像も設置されていてなかなか興味深いです!
夜のライトアップ姿もキレイなのでおすすめですよ!
トルクメニスタン国立博物館
参照: CC BY-SA 3.0, Link
トルクメニスタン国立博物館も首都アシガバードで人気スポットです。
1998年にオープンしたこの博物館ではトルクメニスタンの歴史を3つの時代のセクションに分けて紹介しています。古代マルグーシュ(紀元前3000年〜紀元前2000年の古代マルギアナ)→ニサ(紀元前3世紀〜紀元後3世紀のパルティア王国)→クフナ・ウルゲンチ(10世紀〜14世紀のホレズム王国)となっていてそれぞれに関係するコレクションが約50万点展示してあるんですよ!
土器、装飾品、彫像、絵画など見どころも多く、じっくり回ろうとすれば数時間はかかりますがトルクメニスタンの歴史を知るには最適の場所なのでぜひ来てみてはいかがでしょうか?
また館内で撮影したい場合は入場料とは別に料金が発生するので注意です!
アルティン・アシル・バザール
最後はお土産探しにぴったりのアルティン・アシル・バザールのご紹介です。
首都アシガバード郊外にあり、広さ154ヘクタールでトルクメニスタン最大の市場なんです!2,000以上のお店が並び、生活用品、食品、雑貨など大抵の物がここで揃います。
さらに2011年に始まった比較的新しい市場なためよく整備されていてキレイで、1日ショッピングを楽しむことができますよ!
とにかく広いので迷子には注意してお気に入りを見つけてくださいね!
中央アジアというとピンとこないかもしれませんがトルクメニスタンは魅力的な国の1つです!
日本からのアクセスだと直行便はなく乗り継ぎが必要になります。
またトルクメニスタンは砂漠気候で昼と夜の寒暖差が激しいので訪れた際は体調を崩さないように気をつけましょう!
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